モンドセレクション会長のスピーチ @ 授賞式
2009年度モンドセレクション授賞式当日の朝、モンドセレクション会長夫妻、パトリック・デュ・ハリュー氏と
フローレンス・デュ・ハリュー婦人に、日本のモンドセレクションファンの皆様へご挨拶をしていただきました!
2009年度のモンドセレクション授賞式が始まり、まずモンドセレクション会長である、パトリック・デュ・ハリュー氏が受賞者の皆さんへご挨拶と、モンドセレクションのミッションについてスピーチをされました。スピーチはすべて英語でしたが、日本人の参加者のために、両者のスピーチを日本語訳した栞が配られましたので、今回は会長がスピーチされた「モンドセレクションのミッション(役割)について」を栞から抜粋してご紹介いたします。
本年度も73カ国にまたがる737社の企業から我々の元に2200に及ぶ商品が応募されました。毎年増加する応募数は各企業の品質向上への追及心の証であり、応募者やパートナーひいては消費者から寄せられるこれらの期待は我々にとって励みとなり、常に優良なサービスを提供できるよう日々努力を心がけております。さて、この機会に皆さんと一緒にモンドセレクションのミッションを再確認したいと思います。
まず第一のミッションは、パートナーである皆さまと伴に応募商品の品質とその向上を監督する作業が挙げられます。
この作業の工程から以下のメリットが期待できます。
48年に及ぶ経験
30年以上の経験を持つ優秀な審査員メンバーの忠実な評価姿勢
国際機構として世界中のあらゆる国から応募される商品を比較できる。
そして審査員メンバーによって遂行される厳密な評価方法によって、応募商品はそれぞれ生産地とその特質に従って分析評価されます。つまり、その評価は、単純な応募商品との比較でもブラインド・テースティングの結果でもありません。(中略)
そして第2のミッションは、消費者に対する責任が挙げられます。
完全な独立評価によって与えられた優秀品質ラベルによって、消費者は即座にそして信頼をもってその商品の品質水準を判断することが可能になります。中立かつ独立性は品質を分析評価するにあたり重要な基準であり、だからこそ、我々は常に消費者の利害を守り、適正な情報を与えることを念頭に置き、公平な分析評価の実施に心がけております。
我々のこの心がけこそが、モンドセレクションの世界的な立場と名誉を確実のものとし、国際品評会機構のリーダーとして、揺るぎない地位を確立する成果をおさめるに至ったと信じております。
また、品質をいかなる商業目的よりも優先することで、その品質の優秀性に与えられる賞は、さらに重要性を高めるものであると自負しております。
2009年6月1日 ベニスにて
モンドセレクション会長 パトリック・デュ・ハリュー