モンドセレクションとは、世界各地にある優れた製品を発掘・顕彰することを目的に、独立系国際機関としてベルギー政府の主導により1961年にブラッセルに設立された国際的な品評機関です。数ある優秀品質品評機関に於いては世界で最も歴史のある代表的機構です。

モンドセレクションは創立以来、食品及び飲料、美容及びトイレタリー製品、タバコ製品など多品目の製品を検査・品評しており、最近では認定及び優秀品質ラベル部門にダイエット及び健康製品も加わりました。セレクション及び優秀品質賞と異なり、認定及び優秀品質ラベル部門に於いては、エントリー製品はその商業性機能を厳密に分析した後に、指定ラボ(Brucefo及びBiotox)へ直接送られます。

モンドセレクションは消費者の保護を念頭に置いた上で評価・分析を行います。エントリー製品は採点基準並び欧州健康安全規定（必要に応じて）に沿って、それぞれの専門分野から選出された継続的なパートナーや国際品評評価委員会により、衛生・味覚・包装・原材料などの項目で官能検査および衛生検査のうえ総合的に評価され、100満点の90点以上で「最高金賞(Grand Gold Medal)」、80点以上で「金賞(Gold Medal)」、70点以上で「銀賞(Silver Medal)」、60点以上で「銅賞(Bronze Medal)」が贈られます。

モンドセレクションの役割は、メーカーが宣伝広告などで主張する性質をテストするのではなく、消費者が目安とする製品の成分表やパッケージなどに嘘偽りがないかを検証することにあります。カロリー、各種ビタミン、タンパク質、アミノ酸やその他の食品成分はダイエット及び健康セレクションに於ける基本テスト項目の一部です。美容及びトイレタリー製品では、主要宣伝広告成分の分析及び検証を行います。また、タバコ製品も同様に分析及び検証を行いますがその手順は欧州のタバコ製品規定(タール、ニコチン含有量など）に準じて行われます。

モンドセレクションは出品製品の品質（クオリティ）を品評・検査・評価する機関ですので、評価対象の製品が良ければ同一ジャンルから複数の商品でも受賞することができます。

モンドセレクションを受賞するということは、国際的な評価基準を満たしており世界に通用する商品といえます。

モンドセレクション審査員のメンバーは、各カテゴリーにそれぞれの専門家で構成されております。

国際ワインコンテスト並びスピリッツ&リキュールセレクションの審査員メンバーは、醸造学者、ソムリエ、専門家テイスター、大学教授、専門評価員や化学者によって支援されます。評価には葡萄・ワイン国際事務局の規定が必要に応じて適用され、当事務局主要メンバーは国際ワインコンテスト並びスピリッツ&リキュールセレクションの両方へ参加し、評価します。国際ワインコンテスト並びスピリッツ&リキュールセレクションの委員長である J.ベゼマン氏は卓越したワイン専門家として知られており、両セレクションの委員長として10年以上活躍しています。

ビール及びソフトドリンクのセレクション審査員パネルは、醸造学教授、化学エンジニア、研究員などで構成され、モーリス研究開発センターのテクニカル分析（クロマトグラフ分析など）サポートを受けます。評価委員長のイーター女史は様々な専門家や業界関連団体に属しています。

チョコレート、スイーツ及び製菓製品や穀類製品を含む食品の審査員メンバーの構成は以下の通りです:
パン屋オーナー並びベーカー・ギルド協会の歴代委員長、菓子・ペイストリー職人並びアイスクリームの国際ユニオンメンバー、菓子・ペイストリー職人並びアイスクリームの国際ユニオンメンバー、菓子職人マイスター、菓子職人マイスター、ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会メンバー及びフレンチ料理アカデミ－メンバー、ホテル並びペイストリー、チョコレートや製菓学校の講師、これらの幅広く、重要なセレクションは過去20年以上に渡りバイアツール氏を委員長として運営されています。